「まさかな…悪魔が憑いてたなんてな…。

俺の過去をかぎまわってた、アイツらが現れなかったら、俺は…今頃…」


ハヤトはフッと視線を床に落とした。


「ホントにそうだよね…。そして、あたしがハヤトに会いたいって言わなければ、

ダークネスがハヤトに憑いてることにも、気づかなかった。

そして、あたしがトロロに出会ってなければ……」


「全てのことは、全てに通じてるんだよ。起こるべくして、起こってるんだ」


トロロが静かに、そう言った。