魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「あんた…しらばっくれるつもり!?あたしをあんなに危険な目に遭わせといて」


あたしがクマのマスコットを軽く握っただけで、


トロロが大きな悲鳴をあげた。


「うぎゃああぁ!!」






それと同時に、寝室の扉が大きくノックされた。


「飯、できたけど?」


振りむくと、扉の向こうにハヤトが立っていた。


「はっ…ハヤト!?こっ…これは…えっと。

そ、そう。握りつぶすとね、変な声で叫ぶクマなの!」


あたしはまたクマのマスコットを、軽く握った。