魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「僕、途中で出ていくタイミングが掴めなくってさ~。どうしよ、帰りそびれちゃった…」



枕もとで、あたしのカバンにいつの間にかついていた、クマのマスコットが、ピョンピョン飛びはねてる。



「……ちょっと……なんで今頃出てくるわけ……?」


「ヘヘッ、お手並み拝見……」






…はあっ!?


「あたしがどれだけ不安だったかわかってる!?どう戦っていいかも、わかんなかったんだよ!?」


多分トロロだと思われるクマのマスコットをカバンからもぎ取り、


あたしはそれを、睨みつけた。