魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「じゃあ今頃王子がいなくなって捜してるんじゃないの?」


「それがさ…。最近魔法の国で、僕の暗殺事件もどきが多発してて。

もしかして、魔法の国ではそういうことになってるかも…」


「暗殺!?」


そっかー、王子っていう立場も大変なんだね…。


「そう。狙われてたから、ここに来れてちょうどいいってのもあるけどね」


「へー。だけど…帰りたい…よね」


「うん…まあね」


「帰る方法は…あるの?」


「魔法の国への入口が勝手に開く方法が、ふたつあるんだ…」


ふたつ…。