「ダークネス!!覚悟しなさい!」



あたしは虚勢を張るために、両手を体の前で構え、ミラクル戦士のポーズをマネた。



「その姿……かつて、どこかで見たことがあるな……」



テレビで見たんじゃないの!?って言いそうになるのを抑え、あたしは目玉を威嚇する。



「早くハヤトの体から消えて!!!ダークネスなんかにハヤトを渡さないわっ。そうしないと…魔法の力で、あなたを退治するから!!!」



「ほう…懐かしい。そうか…ダークバスターか………。

あの種族はもう絶滅したはず……なのに、こんなところに生き残りがいたとは……」



え……なに、



絶滅………?