魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「ありがとな…ずっと、誰にも話せなくて…辛かった…俺はホントに卑怯なヤツで…」


「それでもハヤトは、病気がちだった彼に、生きる希望を与えてあげたんだよね?」


「そういえば聞こえはいいけどさ……そいつに悪い遊びを教えたのって俺だし……結局は、全部俺のせいで…」


「そんなことない……。新しい世界をなにも見ずに…ただ家にこもって命が消えるのを待つのと、

少しキケンなことは覚えたけど、経験したことのない新しい世界を見るのとどっちがいいかって考えたら……」






「気休めだとしても、お前って、マジで優しいな…」


ハヤトは目を細めて、フッと微笑む。