魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「俺のこと……親には大親友だって言ってたみたいでさ…。

すごく仲のいいヤツができて、毎日が楽しい、生きるのが楽しくなったって…ううっ、ゲホッ」


ハヤトは話すのも辛いみたいで、途中でムセてしまった。






「ハヤト…ゆっくりでいいよ!?あたしは…ちゃんと聞いてるから!」


ハヤトの気持ちが落ちつくように、あたしは背中をさすり続ける。


「情けねーな…こんな話…」


「ううん、あたし…聞きたいよ。ハヤトの気持ちが全部知りたい」


あたしがそう言うと、今まで険しかったハヤトの表情が少し和らいだ。