魔法つかいになって憧れのアイドルと××

ハヤトは一瞬躊躇うように、あたしから視線外し、またもう一度あたしを見る。



「ありがとな…だけど、やっぱり…まだ今は言えない…」



「…そっか。うん、言いたくないことのひとつやふたつは、あるよね!」



「ゴメン…俺、まだ…お前に嫌われたくないんだ」



子供のようにしがみつくハヤトを、あたしは必死で強く抱きしめた。






「あたしが…ハヤトを嫌ったりするわけがないでしょ!?

ハヤトには、いっぱい勇気をもらったんだよ!?いわばあたしの恩人なんだから」