魔法つかいになって憧れのアイドルと××

よしっ、また変身!!



幸いハヤトは反対方向を向いてるから、パテーションで仕切られた場所まで移動して、あたしはまた大人のユナに変身することにした。



…小声でも、このブレスレットは反応するのかな。



「…ミラクル」



ボソッと呟くと、いつものようにタンバリンが現れた。


やった!!


少し動かしただけで、シャリン!っていう音がするから、慎重に慎重に……。









もう一度ハヤトの姿を確認したけど、こっちを振り向く気配はない。



…よしっ!



「リングーラ、リングール…あたしをちょっぴり大人にして」


あたしがそう囁くと、タンバリンからたくさんの光が溢れだす。


光があたしを包み、力がみなぎっていくのを全身で感じる………。