魔法つかいになって憧れのアイドルと××

暗記は得意な方だから、余った時間を使って、必死に覚える。


一通りのやり取りが終わったあと、ハヤトが現れるんだね。


あたしのとなりに座るんだ……。


昨日から密着してるとはいえ、


会えると思っただけで、やっぱりまだ緊張する……。


緊張でセリフが全部飛ばないようにだけ、注意しなくっちゃ……。








「今岡さん、ローズちょっと疲れちゃった。3分だけお昼寝してきていい?」



「えっ?いいわよ。リハーサルが始まるまで、わたしはスタジオにいるわね。時間通りに来てね」



「はーい」



あたしはさっきの部屋にまた戻り、トロロを床におろした。