びっくりしたーーーーっ!


バッと振り向くと、


子犬に変身して、さっきまで偵察に行ってたはずのトロロが、


あたしの真後ろに立っていた。


はあ………


トロロって急にあたしの後ろに立つんだよね。


これで透明人間とか、もっとややこしいから!!!





「なにっ!?」


「なんでそんな怒ってるのさ~~」


「急に後ろにたたないでよね?びっくりするってば!」


「ゴメンって!ユナちゃんは怒りっぽいんだから~」


「違うでしょ!だいたい、トロロが……」


「あっ、人が来た。抱っこして」


はい?


トロロは前足を上げ、ピョンピョンとあたしの膝にタッチしてくる。