魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「ダークネスが退治されて、魔法の国に戻るとき……魔法の国につながる入口が開くんだ」


「じゃあ、ダークバスターになって、ハヤトを助けて!?

魔法の国の王子のトロロなら、そんなの簡単でしょ!?」


あたしがトロロに詰めよると、トロロはあたしからヒョイッと遠ざかった。


「ゴメン……僕には、ムリなんだ……」


「どうして?」


「僕は王子だし、ダークバスターは他の階級の仕事だから……」


「そうなんだ……せっかく魔法が使えるのに、ハヤトを助けれないなんて、そんな……。じゃあどうしたらいいの?」






トロロに問いかけると、トロロは落ち着きのない様子で、


床の上でトントンとリズムをとる。


「……方法は……ひとつ」


「…なに?」