私は仕方なく、そうちゃんが待っている、私の部屋に向かった。 “仕方なく” ううん、違う。 嬉しい私がいる。 いつぶりかな…。そうちゃんが家に来るの。 私はドアを開けた。 目にはそうちゃんが椅子に座っている姿が映る。 「よ……」 そうちゃんは私の方を横目で見る。 ドキン 久し振りだ…。そうちゃんの顔近くで見るの…。 見ないようにしてたから。 私は、机にお菓子とジュースを置いた。 「そうちゃんどうぞ」 そうちゃんにジュースを渡す。