「わー!」
「あっはっはっ」
2人ともハンバーガーとコーヒーという簡単な昼食を済ませた後は、お化け屋敷に行った。
っていうか先生、いくらなんでも怖がりすぎでしょ。
さっきから私の横で絶え間なく「わー!」だの「ぎゃー」だの騒いでいるんだもの。
おかげでお化け役の人も苦笑いだ。
私はお化け屋敷はそれほど得意なわけではない。
しかし、先生のオーバーなリアクションに爆笑してしまう。
それがお化け役の人にお化け屋敷が得意だと思わせているらしく、集中攻撃をされる。
そのたびに隣にいる先生が騒いで私が笑って…という具合だ。
お化け屋敷を出た時は、先生は疲れ果て、私は笑いすぎて腹痛を起こしていた。
「水橋、ちょっと…休憩させてくれ…」
今にも魂が抜けてしまいそうな声で頼んでくる先生。
「いいですけど」
そんなわけでまたベンチに5歳ほど老けたような顔の先生と座った。
海から吹く風が火照った心を冷ます。
そのうち、先生もだんだんと顔色が良くなってきた。
それを見計らい、私は立ち上がる。
「じゃ、行きましょうか。先生」
「え?どこへ?」
「アンリミテッドフリーフォールループコースター(この遊園地の目玉でもある巨大ジェットコースター)」
「…!!」
真夏の陽射しの下、先生の表情が一瞬にして凍りついた。
「あっはっはっ」
2人ともハンバーガーとコーヒーという簡単な昼食を済ませた後は、お化け屋敷に行った。
っていうか先生、いくらなんでも怖がりすぎでしょ。
さっきから私の横で絶え間なく「わー!」だの「ぎゃー」だの騒いでいるんだもの。
おかげでお化け役の人も苦笑いだ。
私はお化け屋敷はそれほど得意なわけではない。
しかし、先生のオーバーなリアクションに爆笑してしまう。
それがお化け役の人にお化け屋敷が得意だと思わせているらしく、集中攻撃をされる。
そのたびに隣にいる先生が騒いで私が笑って…という具合だ。
お化け屋敷を出た時は、先生は疲れ果て、私は笑いすぎて腹痛を起こしていた。
「水橋、ちょっと…休憩させてくれ…」
今にも魂が抜けてしまいそうな声で頼んでくる先生。
「いいですけど」
そんなわけでまたベンチに5歳ほど老けたような顔の先生と座った。
海から吹く風が火照った心を冷ます。
そのうち、先生もだんだんと顔色が良くなってきた。
それを見計らい、私は立ち上がる。
「じゃ、行きましょうか。先生」
「え?どこへ?」
「アンリミテッドフリーフォールループコースター(この遊園地の目玉でもある巨大ジェットコースター)」
「…!!」
真夏の陽射しの下、先生の表情が一瞬にして凍りついた。



