「…」
顔を離して先生の顔を見ると、お風呂から上がった時みたいに赤い顔をしていた。
おまけに耳まで真っ赤だ。
いたずら成功。
そんな私も久々の長いキスに陶酔し、頭の芯がぼーっとしていたのだけれど。
そしていくらなんでも公共の場でやりすぎてしまった、と猛省した。
照れを隠して先生をいじってみる。
「真っ赤だなあ。先生ったら本当に照れ屋なんだから」
「なっ、朝からこんなことをするお前もどうかと思うぞ」
「なによ、いいじゃない。先生だって途中から…」
その時、ふいに視線を感じた。
思わず右を見ると、そこに友里さんが棒立ちしていた。
「はっ、すみません。見苦しいところをお見せしまして」
私と先生が急いで頭を下げると友里さんは笑い出した。
「流星ちゃん達、面白いわね」
「あはは…」
笑うしかなかった。
人がまわりにいないと思ってしたのに、まさか真横で見ている人がいたなんて。
かなり恥ずかしい。
「じ、じゃあ俺は帰るな」
「う、うん。また後でね」
慌てて先生を帰し、友里さんと2人きりになっても無論、気まずさは消えなかった。
「あなた達、とてもラブラブなのね」
「いやぁ、そんな」
「本当にうらやましいわ。あんな素敵な旦那さんがいて。わたしなんて16歳の時から…」
「え?」
「16歳の時から、恋は捨てたの」
そう言う友里さんの静かに悲しみを湛えた顔は、とても冗談とは思えなかった。
顔を離して先生の顔を見ると、お風呂から上がった時みたいに赤い顔をしていた。
おまけに耳まで真っ赤だ。
いたずら成功。
そんな私も久々の長いキスに陶酔し、頭の芯がぼーっとしていたのだけれど。
そしていくらなんでも公共の場でやりすぎてしまった、と猛省した。
照れを隠して先生をいじってみる。
「真っ赤だなあ。先生ったら本当に照れ屋なんだから」
「なっ、朝からこんなことをするお前もどうかと思うぞ」
「なによ、いいじゃない。先生だって途中から…」
その時、ふいに視線を感じた。
思わず右を見ると、そこに友里さんが棒立ちしていた。
「はっ、すみません。見苦しいところをお見せしまして」
私と先生が急いで頭を下げると友里さんは笑い出した。
「流星ちゃん達、面白いわね」
「あはは…」
笑うしかなかった。
人がまわりにいないと思ってしたのに、まさか真横で見ている人がいたなんて。
かなり恥ずかしい。
「じ、じゃあ俺は帰るな」
「う、うん。また後でね」
慌てて先生を帰し、友里さんと2人きりになっても無論、気まずさは消えなかった。
「あなた達、とてもラブラブなのね」
「いやぁ、そんな」
「本当にうらやましいわ。あんな素敵な旦那さんがいて。わたしなんて16歳の時から…」
「え?」
「16歳の時から、恋は捨てたの」
そう言う友里さんの静かに悲しみを湛えた顔は、とても冗談とは思えなかった。



