一瞬、間が空いた。
「あ、あぁ。机の上にあるな」
「悪いんだけど届けてくれない?」
ちなみに私はバイト先を、大学を卒業する時に飲食店からコンビニに変えたのだった。
「わかった。すぐ行く」
「ありがとう」
電話を切ってから私はコンビニに戻った。
友里さんは今日は来ない。
非番だったはずだ。
よって先生と顔を合わせることもないはず。
そんなふうにたかをくくっていた。
しばらくして、見覚えのある車が駐車場にとまったのが見えた。
「あっ、先生」
「ほら」
先生は車から出るなりケータイを差し出す。
「ありがとう。ごめんね、先生、休みなのに」
「気にするなよ」
先生は微笑んだ。
「先生のそんな優しいところ、大好き」
「ばっ、やめろ。人が見ているぞ」
大好きと言っただけなのに、他人の視線を気にする先生。
しかし朝だからか、道を歩いている人も通り過ぎる車もかなり少なかった。
「気にするほど、人なんていないじゃん」
「まぁ、そうだけど」
先生は決まりが悪そうな顔。
そんなに妻といるのが恥ずかしいのかしら。
失礼しちゃう。
なんだかそんな顔を見ていたら、いたずらしたくなった。
よーし。
「先生」
「ん?」
「なんならここでキスしちゃおうか」
「お、お前な!」
「いいから」
私は背伸びして腕を先生の肩に回し、唇を重ねた。
しばらくそうしていると、あんなに恥ずかしがっていた先生に火がついたらしく、体が細長い腕にくるまれた。
優しい温もりに包まれる。
まるでまわりの時間が止まったかのように、頭は何も考えられない。
「あ、あぁ。机の上にあるな」
「悪いんだけど届けてくれない?」
ちなみに私はバイト先を、大学を卒業する時に飲食店からコンビニに変えたのだった。
「わかった。すぐ行く」
「ありがとう」
電話を切ってから私はコンビニに戻った。
友里さんは今日は来ない。
非番だったはずだ。
よって先生と顔を合わせることもないはず。
そんなふうにたかをくくっていた。
しばらくして、見覚えのある車が駐車場にとまったのが見えた。
「あっ、先生」
「ほら」
先生は車から出るなりケータイを差し出す。
「ありがとう。ごめんね、先生、休みなのに」
「気にするなよ」
先生は微笑んだ。
「先生のそんな優しいところ、大好き」
「ばっ、やめろ。人が見ているぞ」
大好きと言っただけなのに、他人の視線を気にする先生。
しかし朝だからか、道を歩いている人も通り過ぎる車もかなり少なかった。
「気にするほど、人なんていないじゃん」
「まぁ、そうだけど」
先生は決まりが悪そうな顔。
そんなに妻といるのが恥ずかしいのかしら。
失礼しちゃう。
なんだかそんな顔を見ていたら、いたずらしたくなった。
よーし。
「先生」
「ん?」
「なんならここでキスしちゃおうか」
「お、お前な!」
「いいから」
私は背伸びして腕を先生の肩に回し、唇を重ねた。
しばらくそうしていると、あんなに恥ずかしがっていた先生に火がついたらしく、体が細長い腕にくるまれた。
優しい温もりに包まれる。
まるでまわりの時間が止まったかのように、頭は何も考えられない。



