「里香?どうしたの?顔真っ赤。熱でも出た?」 真由ちゃんがおでこに手を当ててきた。 「違う違う。ちょっと思い出しちゃって」 「えっ?なになに。ちょっと思い出して赤くなるなんて、里香ちゃん、いくら多感なお年頃だからってぇ」 杏子ちゃんが「どれどれ」なんて顔を覗きこんでくる。 「そっ、そんなんじゃないって!さっき鳴瀬君がお弁当拾ってくれて…頭ポンポンってしたこと思い出しただけ」 思わず大きな声が出てしまった。 近くでバレーボールをしていた子達も振り返る。