恋が生まれる瞬間

「…だ……戸田!」


呼ばれたことに気付いて、ハッと見上げると「お前…」と呆れ顔の鳴瀬君





「ごめん…ちょっとボーッとしちゃった」

「お前の、ボーは今に始まったことじゃないけど、
俺もこの体制ちょっとキツイから、早く済ませたいんだけど」





――ごもっともです…はい




天井から吊り下げる提灯は、結構大きくてそれを片手で支えながら固定している。