「二人きりになったと思ったら夏樹がぶっ壊れたのよ」 「夏樹君は正常じゃないんですか」 「いきなり抱きしめられたんだよ。あいつ腕力はんぱなくて。窒息死するかと思った」 「夏樹君が抱きしめてるのが窒息死への心配してる怜香だと思うと甘さの欠片もないよ」 「必要ない。寧ろあれだけであたし二日酔いした気分。ていうか胸やけ」 「お疲れ様です」 へえ。意外と夏樹君って積極的なんだ。にしても怜香が苦労してるのがびしびしと伝わってくる。 …すこし、羨ましいのが本音だったりする。