私はどうしていれば良かったのかなんて、今更過ぎてわからない。 わからないよ。どうしていれば良かった? 「わかんない」 ああもう、苛立つ。自分自身が、嫌になる。 枕に顔を突っ伏した。 嫌だ、こんな自分が。 ――――そのとき。 がちゃんと、音をたてて部屋の扉が開いた。 思わずびくりと肩を上下させて、枕に突っ伏していた顔を上げた。 「ちょ、ノックくらいしようよ」 「あ、ごめん」 「軽いな、お父さん、軽すぎるよ」