「ごめんね」 あたしが謝ったところで消えた命はかえってこない。 痛いくらいに突き刺さる現実に、ただひたすら涙を流した。 「ごめんね」 「許して欲しい、なんて言わないよ」 「だけど、あたしの親友でいて欲しい」 「ごめんなさい」 「ごめんね」 謝らなくちゃいけない。 「ごめんなさい」と、深く深く、頭を下げよう。 それで許されることじゃない。それはわかってるけど。