もう駐車場まで着いてしまった。車のドアは鍵がかかっていて開かない。
中学二年になってから、毎日のように担任の口から言われる【進路】の二文字。
――――『お前達、いつまでも遊んでたら後悔することになるからな』
――――――『自分の進路は決めておけよ。来年は忙しくなるんだ。今から勉強を始めたって遅いことはない。今、楽してる奴は三年になってから泣くことになるぞ』
幾度となく聞かされたのは、受験生になってから焦り出したのでは遅いということと、
そろそろ自分の進みたい道、則ち進路を決めておけということだった。
私は何も考えていない。進路なんて、まだ先だと思っていたから。

