「じゃあ鬼決めなきゃいけないね。誰がやる?」
早苗ちゃん、と呼ばれた女の子が首を傾げた。
ああ、そうか。鬼、決めなきゃいけないよね。私はなにも言わずに耳を傾ける。
だけど、ここはやっぱり【先生】の変わりの私が一歩出るべきじゃないかな。
ていうかそれが当たり前だよね。口を開く。
「私が鬼やるよ。皆、足速いからすぐ逃げ切られちゃうかな?」
そう言って笑えば。
三人とも、楽しそうに笑うと、口々に言った。
「じゃあお姉さんが鬼だね」
「ねえ、逃げよう!」
「お姉さん、10秒間ってね。美波達、逃げるから」
楽しそうだな。

