…友達、かあ。
仲良いんだね。ちらりと女の子を見下ろす。




「あ、お姉さん居たよ!早苗ちゃんと美波ちゃんだ!」

「え?」




歩き出してほんの少し。友達がいたらしく、「早苗ちゃーん、美波ちゃーん!」私の下で声を上げた女の子。

それに気付いたらしい友達が手を振って走ってきた。…あの子達かな。



二人の女の子が走り寄って来た。ふわふわと髪を揺らしながら。

私達の元まで来ると、来たうちの一人の女の子が口を開く。




「あずさちゃん、どうしたの?」




その問い掛けに、私と手を繋いでいた女の子が笑った。




「うん。あのね。今ね、お姉さんとわたし、鬼ごっこやるんだ。早苗ちゃんと美波ちゃんも一緒にやろう?」

「え、鬼ごっこ?わあ、やる!ね、早苗ちゃん、やろう?」

「うん、わたしもやりたい!」