「…好きだよ」
ぽたりと、土に落ちた言葉。母親なのだから、嫌いな筈がなかった。
聞いてきた女の子は、私の返事に、ふわりと笑った。
「わたしも、ママのこと好きだよ」そう言葉を付け足して。
「お姉さん、一緒に遊んで!」
「え?え?」
「お姉さん、皆で鬼ごっこしよう!」
「痛い!今誰か引っ張ったよね!?」
「お姉さん、かくれんぼしよう!」
「え、鬼ごっこって言わなかった?ていうか痛いんだけど…!やっぱり誰か引っ張ったよね!?」
園児は元気良く駆け回るもんだから、先生がわりになってる私は非常に困っている。

