「由奈って…」
ぽつりと、名前を呟く。
知ってるもなにも、私の母親ですけどねその人。
思いながらも、亜美という女の子と同じように、ちらりと職員室に目線を滑らせた。
…お母さん、か。
「知ってるよ。私のお母さんだから」
「え?お姉さんのママって、由奈先生なの?」
周りにいた園児達も、聞いてきた亜美という女の子も驚き始めた。
え、気付かないもん?そんな似てない?いや、いいんだけどさ。
「…えっと、…亜美ちゃん、だったよね?」
「?うん、そうだよ」
「…どうして、好きなの?」
「由奈先生のこと?」
「うん」

