二人とも気付いてたんだ! 「今日は紗菜ちゃん髪型が違うね?…似合ってる、可愛いよ」 「へっ!?」 しゅ、愁くんが私を可愛いって言った! なんでっ!? 「ねぇ、葵。こんくらい言えるようにならなきゃね?」 「うっせ」 え?何の話? って、葵は…そういうのを言ってあげられる人がいるの? つまり…好きな人、付き合ってる人がいるってこと? 「まぁ、いいや。じゃあね」 「え?愁くん!?」 あ、愁くんって呼んじゃった。