「なんで、何で紗菜が!?」 「…どうすることもできないんですよ。」 「あの…誰なんですか?」 私は話を遮って、思い切って聞いた。 「俺は、お前の…幼なじみで彼氏の岡本葵…」 葵?…ドクンッ。 「うっ…うぅ…。頭がっ痛い!」 なんで、なんで? この名前、どっかで聞いたことある。 それに私の幼なじみ!?私の彼氏!? そう思うとどんどん頭が痛くなってきた。