「あなた、女優になるんですって?」 「はい、そうですよ」 「じゃあ、恋も芸能界でもライバルね」 「ふふ、そんな期待してないけど」なんて言葉を付け足した早紀ちゃん。 「じゃあ、お先に」 早紀ちゃんはワゴン車から出て行った。 私はメイクさんに渡された服を着て、メイクをされた。 「紗菜ちゃんだっけ?」 メイクさんが突然話しかけてきた。 「はい」 「…頑張ってね!私は、新人さんだけど…紗菜ちゃんのこと応援してるよ」 「あ、有り難うございます!!」