「わぁああ!綺麗っ!」 葵の部屋からは、海が全体に見渡せる窓があって、絶景だった。 「ククッ…気にいると思った」 葵は笑いながらそう言った。 「だって綺麗だもん!」 「そうだな」 本当に綺麗。 葵とこんなところで泊まれてよかった。 何より、カレカノになれたことが一番うれしかった。 ………これから先、どんなことが起こるかも知らない私は凄くはしゃいでいた。