捨てるのはなんか惜しいような? 「ううん!捨てないで!…この箱の中に入れとく!」 この箱とは私の大事なものが入っている箱。 その箱の中に私は葵への手紙を入れておいた。 「明日、入学式なんだから早くお風呂入りなさい?」 「はーい!」 明日は…入学式! そんでもって、葵に再会できるっ! 「明日は髪型どうしようかな?」 お風呂に入りながら、そんなことを考えていた。 「ちょっと!…紗菜、お風呂長い!」 お母さんが来てしまった。