隣の山田君


警察官は塚本君を探し回った―

一つ一つ教室を見ては、


「塚本ぉー!」


と叫んでいた―


まるで、塚本君が犯人かのように…。


警察官は校舎の4階まで上がった。

音楽室や図書室―

隅々まで探したが

塚本君の姿はなかった。


ガチャッ―


最後に開けたのは屋上の扉―