後から 「お前もこういう本読むんだぁ~!」 と話しかけられた。 私は後を振り向くと あの津野田先輩がいた。 「はぃ。この小説ですかぁ?」 「うんそれ。ほとんど英語でしょ?」 「まぁ、ただ絵を見てるだけです。」 「ばかだなっ」 次の日から、津野田先輩とよく話すようになった。 だが、クラスのたくみが、私たちが付き合っていると噂をながした。 二日で噂が広まり、互いを無視するようになった。