「俺がしなきゃいけないこと 教えてくれた、かな。」 真っ直ぐ瞳を見つめると、 彼女は罰が悪そうにこう言った。 「拓斗君誘惑するつもりだったのに 逆に元カノと近づけちゃったなんて。」 何のことだか分かったのだろうか、 悔しそうに口を尖らせた。 「はは、」 「何笑ってるのぉ。」 「いや、 いつもみたいに 戻ったなぁって、思って。」 そう言うと、 何かがこみあげたかのように 彼女は泣き出した。