失恋はっぴーえんど



病室のドアが開いて、
正月に会ったきりの
両親が姿を見せた。


「拓斗...!」

駆け寄ってきて、
俺に精一杯抱きつく。



「馬鹿かあんたっ
 何でも1人で溜め込むな!

 こんなに想ってくれる
 友達がいて、何で相談しないの!」



若気の至りが残る母親が、
泣きながら説教をした。



父親は、母とは正反対で、
穏やかに微笑んでいた。


"頑張れよ。"と言うように。