ぎゅ、鞄の持ち手を握る指先に、力を込めた。 ああもう、…なんかすごく、…自己嫌悪。 「友梨、下向いてるとまたぶつかる」 「い、いや、気にしないで。なんか地面が気になって、ね、うん」 「……」 しくじった。 地面が気になってってどんな言い訳!? あわわわ。自分の馬鹿さ加減に泣きそうになる。