引っつかんだ鞄を肩にかける。隼人とまた縒りを戻した日から、隼人が部活が無い限り、放課後は一緒に帰っている。 さっきから俯いて自分の足元ばかりを見つめて歩く私。 「…友梨?」 「え、あ、はい?」 「そこ電柱」 「危な!隼人もう少し手前で言おうよ!」 目前に電柱。確かに隼人が言わないでいたら確実に正面衝突していた。 だけどさ。もう少し手前で言おうよ。