あの日、隼人と私が付き合うことになってから二週間が経った。 結構経ったと思うんだけど…。結菜が今更になってぐちぐちと言い出す始末。 「結菜だって彼氏いたじゃん」 「それは過去の話。良いなー鈴村君。ねえ、一日でいいから貸してよ鈴村君」 「レンタルじゃないよ隼人は」 「レンタル料金払うよ。はい百円」 「しかも安!」 百円で彼氏貸すってどうなの。ていうかレンタルじゃないって。 万金出されても貸す気はないけどさ。