空回りな僕等【完】




そう言うと、私に返答させる気はさらさらないのか、




「担任から入部届貰って書いといて。明日また来るから、俺が部長に提出しておく」

「ちょお!話を勝手に進めないで!私バスケとかルール知らないし!」

「は?いや、アンタがバスケやるわけじゃないから。試合の書類に目通すとかユニフォームの調整とか雑用。一ヶ月だけだし、身体には良い運動になるだろ」

「……」




有無を言わさず、彼は何も無かったかのように教室から出て行った。

え、ええええ。
急過ぎて、頭がついていかないんですけど。