空回りな僕等【完】




「………え」

「聞こえてないと思ったのかよ」




隼人が私から離れる。その顔には、薄く笑みを浮かべていて。




「っ、ええええええ!」




思わず口元を押さえて叫ぶ。顔にさっきよりも熱が集まる。

目を見開いて、視界に映る隼人を凝視した。




「いいいい、今、私になにした…!?」

「キス」

「ぎゃああああああ!」




あまりの恥ずかしさに、座り込んだ。