イケメンばっかに囲まれて☆





---トシside---





《トシ!助けて!変なおじさんに……!》


それで、電話は切れた。
それから何回もかけるけどつながらない。


「…っ」

「トシ……?どうしたの…?」

顔面蒼白の俺にるまが言った。


「ちやが……拐われた。電話で“助けて”って…」


「…やっぱりか…。」

ケイが苦い顔をしながら独り言のようにつぶやいた。


“やっぱり”。そう。わかってたはずなのに。毎年特待生が狙われるのは知っていた。知っていたのに…。

俺は自分への行き場のない苛立ちをテーブルにぶつけた。

「トシ落ち着けよ。…電話はなんて言ってた?」


「変なおじさんにさらわれたって。…あとは…」

「他の音とかは?」


そうまとケイの言葉に落ち着いて、電話を思い出す。



………!



「滝だ…。かすかに滝の音が聞こえた!」



間風が学園の地図を持ってきていた。