そう言えばなんでこのおじさん、私が“天ランク”って知ってたの?

どうしてあんなところにいたの?

どうしてこんな所に私を連れてきたの?



ゾクッ


冷静に考えるとぞくっとした。


これ野生の勘って言うのかな?
この人、この場所は危険だって、自分が言ってる。



「あ、私、戻ります………!………――――――。」


顔を上げると、おじさんは思ったよりも近くにいて「しまった…」と思う前に…


私は意識を失った。