「……どうしたんだい?」 ビクッ 望んでいたことなのに、いざこんな所で声が返ってくるとビクっとしてしまう。 振り返るとそこには優しそうなおじさんがいた。 なんで、こんな所にいるんだろ……? おじさんは、カッターシャツにネクタイはしておらず、ズボンというサラリーマン風の服装。 とても散歩などをしていたとは思えない。 「え、えーと…。」 返事を用意していなかった私は言葉が詰まる。 「迷ったのかい?」 相変わらずの微笑みで優しく訪ねてくる。 「えっ、あ、はい…。」