いつも一緒に帰っている希海に 小声で聞いてみる 「いいんじゃない? 私、用事あるからちょうどいいし」 「・・・じゃあ、いい、です」 「あ、ありがとう。 迎えに行くから!!」 そう言って笑顔で帰っていく 達樹君と 小さくため息を吐いて帰る 佑介君 男の子の友達が出来たこの日、 私は初めて甘酸っぱい気持ちを 知ることになった