「はい。出来たよ。」


「いつもありがとう」


“いただきます”と言って食べ始める


「優斗、今日も遅いの?」


「今日は昼過ぎまでだから学校に迎えに行く」


優斗は美容師の専門学校を卒業して丈瑠さんが経営している美容室で働き出した


専門学校に入学してからバイトを初め勉強をしそのまま雇って貰えたんだ


「疲れてるなら来なくて良いよ」


「いや、行く。」


変な所で頑固なんだよね


「じゃあ、寄る場所あるけど良い?」


「別に良いよ。大志さんの所だろ?」


優斗は何でも分かっちゃう


あたしは小さく頷いた


「俺も母さんのとこ行かなきゃだから一緒に行こう」


「じゃあ、行ってくるね?」


必要な物を持ち玄関へ行く


「行ってらっしゃい。気を付けろよ。」


優斗はキスをしてあたしを送り出した