【完】*想い人*~永遠に君と~

「最近、具合悪くて…。熱はないのに食欲がなかったり。」


「優斗には言ってないわよね?」


あたしは小さく頷いた


「杏莉ちゃん…」


未優さんは耳元であることを囁いた


「まさかぁ。そんなことはないですよ。」


囁かれた言葉にあたしが返した言葉


「もしかしたらあり得る。だから、あたしが一緒に行ってあげる」


「その時は宜しくお願いします」


頼れるのは未優さんだけなんだ


「杏、待たせたな。母さんとこ行くか」


タイミング良く優斗が戻ってきた


そういえば、優斗も実家に行くって行ってたっけな。


「気をつけて行きなさいよ。」


「そんなこと、言われなくても分かってる。」


未優さんと優斗の会話、いつ聞いても面白い


あたしは未優さんにお辞儀をして歩き出した


未優が微笑んでくれて気持ちが楽になった気がするんだ