【完】*想い人*~永遠に君と~

「良かった…」


人目もはばからず優斗は後ろから抱きしめる


こういう時だけ甘いんだから…。


嫌いではないけどね。


「優斗だって校門でたくさんの女の子に囲まれてた」


平常心を保ってきたけど本当は不安で嫌なんだ


「俺も杏莉にしか興味ねーよ。杏莉が1番可愛いね」


そう甘く囁かれると許しちゃうじゃん


「さっ、大志さんのとこ行こうな。」


優斗に手を引かれお父さんのところへ向かった



「あっ…杏莉ちゃん、優斗、お疲れ様」


未優さんがあたし達の存在に気づき挨拶をしてくれた


「お父さん、居ますか?」


「大志さん?ちょっと待っててね」


未優さんはお父さんを呼びに言ってくれた


しばらくして出てきたお父さん


今日は居るんだね


いつも出張とかで居ないことが多いのに…