「優斗ー?朝だよー!!」


いつものように優斗を起こす


優斗を起こすのがあたしの毎朝の日課になった


「…ん?おはよ。」


パッと起き上がってあたしにキスをする


これも毎日の日課


あたしは岡田杏莉


高校3年の時に実の父親である人に引き取られ“東条”から“岡田”になった


大学4年生になりました。


もうすぐ夏休み。


「優斗、昨日も遅かったの?」


「あぁ、帰ってきたら日付変わってた」


あたしが話してるこの人は一緒に住んでる彼氏


辻岡優斗君


あたしの良き理解者で1番信頼してる優しい人。


「起こすの悪かった?」


「いや、杏莉を見送りたかったから良いよ」


どんなに疲れていても毎朝あたしの見送りは欠かさない


夜、一緒に居る時間が少ないからだろうけど…