friendly love

寒かったな。

あんなに、ひとりが寂しいなんて、思わなかった。

実家から上京して過ごしてきた場所にも帰りたくなくて。

冷たい風が聞こえた、夜の河。

橋の下にあった小さな公園のベンチ。

彷徨ったのに。

結局、僕は、ここからどこへ行くこともできなかった。

願うことだけ。

もう、生きること、終わりに。

分かってる。

命を大切にしなきゃいけないってこと。

僕は、間違ってる。

ひとり、僕は僕と何度も何度も話していたのだろうか。

いつの間にか、僕は、ほんとうに、僕を消してしまっていた。