「こら、ココ。泣きすぎだよ」

よく分からないまま。

でも、嬉しくて。

まだ夢を見ているみたいで。

僕は、ルウに抱きしめられて。

涙、あふれるまま。

「ルウ・・・だいすきぃ」

「あはは、分かったって」

でも、ほんとにルウは僕のこと・・・。

「気付いて、良かった」

ルウ?

「オレ、ココのこと。ずっと見ていたくて。今まで、ずっと」

ルウ・・・。

「なぁ、ココ。夢って、どうして見るのか、知ってる?」

「夢・・・?」

僕の夢だから・・・。

「ココのことを、オレが想ってるからだよ」

恋だと気付くのに。

こんなに時間がかかったけれど。

僕は、この気持ちを、ルウが伝えてくれた気持ちを大切にしたい。

「ココ」

「ん?」

「オレの彼女になってください」

ルウのとなりに。

ずっと・・・。

「ルウ、ありがとう」

・・・ん?

あれ?

でも・・・。

「僕が、彼女!?」

「うん、もちろん」

「え?だって僕、男・・・」

「ココ。そろそろおやすみの時間ですよ。ベッド行きましょうね」

「あ、あぁ、そうだね。ルウ、おやすみー」

「ココ。どこ行くのかなー」

僕のベッドに・・・。

「お布団干したから、気持ち良いでしょ」

「はぁ・・・」

ルウのベッド、あったかすぎる・・・。

ちゅっ・・・ちゅ

「やっ・・・ルウ」

「ココ、大好き」

ちょっぴり、これから夜は大変そうだけど。

夢みたいな日々が、ほんとうにあるなんて。

僕は、しあわせの中を生きている。

今度は、しっかり。

見失わないように歩きたい。

ルウ。

君のことが。

だいすきだよ。







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